matplotlibでグラフ操作をするためのナビゲーションバーを出す方法を紹介していきます。
普段は%matplotlib inlineを用いてJupyter内にグラフ描画をしている方が多いと思います。ナビゲーションバーを表示すると、何かグラフを表示させた後に、グラフの一部分だけをズームすることや、ドラッグして操作することも可能です。便利なのでぜひ知っておいてください!
ナビゲーションバー付きでグラフを表示する
ナビゲーションバーを表示する方法は非常に簡単です。%matplotlib notebookとはじめに書くだけで表示されます。
Python
%matplotlib notebook
実際に折れ線グラフと一緒に表示させてみましょう!
Python
%matplotlib notebook
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
# 折れ線グラフを出力
left = np.array([10, 20, 30, 40, 50])
height = np.array([100, 300, 200, 500, 400])
plt.plot(left, height)
ナビゲーションバーの説明
無事にナビゲーションバーが表示されたので、実際に使ってみましょう。グラフの下に6つのボタンが出てきました。これでグラフの表示を変えることができます。左から順に解説していきます。
Home ボタン | 最初に表示した状態にする |
Back ボタン | 1つ前の状態に戻す |
Forward ボタン | 1つ先の状態に戻す |
Pan ボタン | グラフ上でドラッグすることで表示エリアを上下左右に動かす |
Zoom ボタン | グラフをドラッグして特定の部分をズームする |
Download ボタン | 描画されているグラフをダウンロードする |
メモ
グラフの右上に表示されるPowerマークを押すと、ナビゲーション状態を解除することができます。まとめ
%matplotlib notebookや%matplotlib inlineといった便利なmatplotlibの小ネタも覚えて、スムーズに分析できる体制を普段から作っておきましょう!
実際に早速描画して試してみたい方は以下のリンクからぜひやってみてください!

