今回はPandasのデータフレームから特定の行や列を削除する方法をマスターしましょう。必ず何度も使うことになる大事な内容なので、しっかり学習しましょう。
データフレームの行・列の削除をマスターする
特定の行を削除する
drop()メソッドを使うことで、特定の行を削除することができます。リストを用いて複数行まとめて削除することもできます。
>>> df=pd.DataFrame([[1,2,3],[10,20,30],[100,200,300],[1000,2000,3000]], index=['Alpha', 'Beta','Gamma','Delta'], columns=['A','B','C']) >>> df A B C Alpha 1 2 3 Beta 10 20 30 Gamma 100 200 300 Delta 1000 2000 3000 >>> # Betaの行を削除する >>> df.drop("Beta") A B C Alpha 1 2 3 Gamma 100 200 300 Delta 1000 2000 3000 >>> # リスト形式でBetaとDeltaの行を削除する >>> df.drop(["Beta", "Delta"]) A B C Alpha 1 2 3 Gamma 100 200 300
特定の列を削除する
列の削除は行と同じく、drop()メソッドを使いますが、行と違って引数にaxis=1とつけます。
>>> df=pd.DataFrame([[1,2,3],[10,20,30],[100,200,300],[1000,2000,3000]], index=['Alpha', 'Beta','Gamma','Delta'], columns=['A','B','C']) >>> df A B C Alpha 1 2 3 Beta 10 20 30 Gamma 100 200 300 Delta 1000 2000 3000 >>> # C列を削除する >>> df.drop("C", axis=1) A B Alpha 1 2 Beta 10 20 Gamma 100 200 Delta 1000 2000 >>> # リスト形式で複数の列を削除する >>> df.drop(["A", "C"], axis=1) B Alpha 2 Beta 20 Gamma 200 Delta 2000
また、より直感的で簡易的な方法で列の削除をすることもできます。delステートメントを使う方法です。
>>> del df['A'] B C Alpha 2 3 Beta 20 30 Gamma 200 300 Delta 2000 3000
まとめ
データフレームの特定の行・列の削除方法を解説してきました。最後にこの記事のまとめを書いておきます。
覚えておきたいポイント
- 行の削除はdrop()メソッド
- 列の削除はdrop()メソッドの引数にaxis=1をつける
- delステートメントで簡単に列を削除できる